今日は8月15日ですね。
且つて猫を3匹飼っていた仲野家なんですが、
ちょうど一年前の今日、
そのうちの一匹が亡くなりました。
ソマリのマロンちゃん、享年1歳。

ペットショップで生後半年くらいまで売れ残り、
紆余曲折を経て仲野家にやってきた猫ちゃん。
純血種というのは元々体が弱く、種類によってかかりやすい病気なんかもあります。
更にこのマロンちゃんの場合は、劣悪な環境の中で半年も過ごしたせいか、
はじめから変な咳してたり、鼻が詰まってたり、気になるところだらけでした。
人間だとそんな症状は「風邪かな?」と軽く流してしまいがちなんですが、
猫の場合のこれらの症状は、結構な異常だったりします。
今思えば、これらは心臓疾患の症状だったのではないかなと。
あくまで素人判断ですが…
獣医さんの診断では「膿胸」という、胸に膿が溜まる病気とのことでしたが、
それにしても様子がおかしくなりだしてから死に至るまでがあまりにも早かったし、
直接の死因としてはどうも納得いかないところが多々あり、
獣医さんに対して少し不信感を抱いていました。
それで、一年経った今、なぜ心臓疾患だったのではないかと思ったかと言うと…
仲野家で一番古株の、スコティッシュフォールドのミルルさん、8歳。

この子が、お盆前に急に体調を崩し、
いつも行ってる病院(↑のところとはまた別の病院)に連れて行ったところ、
腎不全と診断されました。
二日間点滴を打ってもらい、あとは自宅で様子をみましょうとなったところ、
病院に行く前よりも調子が悪くなり、
部屋の隅っこの暗い場所を求めてフラフラ歩き、
餌も水も摂らず、トイレにも行かず、
普段ピンク色の鼻や肉球は真っ白…
ほんまに死ぬんちゃうかという状態に陥りました。
あまりにも悲しくて、不安で、心配で、夜も眠れませんでした。
翌朝、いつもの病院はお休みなので、
そこの先生から紹介してもらった別の病院に連れて行きました。
初めて診てもらった先生やったけど、
病院嫌いのミルルをがんばって色々検査してくださり、
併せて興奮して開口呼吸してる様子を見て、
腎不全+心筋症の疑いがあると診断。
翌日、いつもの病院に行くと、先生同士で直接連絡を取り合ってくれたらしく、
相談の結果、少し大きな病院で精密検査をすることに。
そして、ネオベッツVRセンターというところに行ってきました。
まさかこんな大ごとになるとは…(苦笑)
でも、さすがというくらい詳しく調べてくださり、
説明も30分以上かけてじっくりしてくださいました。
もはや人間よりも丁寧です(笑)
そこでわかったのは、やはり肥大型心筋症だったということ。
ただし、その心筋症は、まだそんなに状態としては悪くはない。
腎不全もあるけど、どちらにしても今すぐ命に関わるとかいうレベルではなくて、
薬で抑えていけば、進行は遅れさせることができる感じ。
あと、心筋症で一番怖いのは、血栓による突然死。
それを防ぐためにも、薬は必須…
飲んでくれるかなぁ。。。( ; ; )
まぁなんしか餌を食べてくれるようになってからの話やけど、
食欲さえ戻れば、とりあえずは一安心という感じかな…。
でも、もうひとつ重大な問題が見つかりました。
それは、骨の変形。
前脚の骨はもうボロボロなんだそうな…
背骨もヤバイ。
でも、これに関しては進行の防ぎようがなくて、
飼い主が日々気をつけてあげることくらいかな。。。
ちなみに、このスコティッシュフォールドという猫種は、
遺伝的に骨と心臓の病気になりやすい種類で、
折れ耳の子(30%の確率で生まれる)は、
骨の異常が出ないことは、まずないみたい。
両親スコティッシュで折れ耳のミルルは、
やはりそういったスコティッシュの悲しき宿命を背負ってしまったんですね…
それでも、自然交配のため、ペットショップなんかのスコティッシュに比べたら
恐らく健康な方なんじゃないかと思ってます。
普通は1歳くらいまでに歩行困難になることが多いみたいやから。
貰い猫、バンザイです(笑)
まぁそんなこんなで、色々と検査してもらったり、自分で調べたりもして、
些細な異変が大きな病気に繋がってる可能性があるんだなということがよくわかりました。
そして、ネオベッツの先生の説明を聞きながら、
マロンちゃんの症状に結構当てはまると感じたことが多かったため、
ひょっとしてマロンちゃんは最初から心臓が弱かったのかなと思ったのでした。
暑くて、室内でも熱中症になるこの季節。
体の弱い猫ちゃんにとっては、すごい負担やったんやと思います。
そこに様々なストレスなんかが加わって、体調を崩してしまうんじゃないかな。
それでマロンちゃんは不運に不運が重なって最悪の事態となってしまいましたが、
ミルルはほんまに危なかったけど、
タイミングがよかったことや、いい獣医さん達に出会えたことなど、
不幸中の幸いというやつで助かりました。
今はなんとかエサも食べてくれるようになり、
水も飲むようになり、
トイレもちゃんと行くようになり、
だいぶ元気になってきました。
ほんまによかった…!!
まだまだ療法食に切り替えたり、薬飲んだり、時々嫌いな病院行かなあかんかったり
しんどいことはこれからも待ってるけど、
ひとまず食欲戻ってきたことが何よりも嬉しい!
せめて年齢二桁になるまでは生きてもらわんと(>_<)
こんな若いうちにくたばってる場合と違いますよ!!
純血種を飼ってらっしゃる方は、犬でも猫でもやっぱり病気に注意してもらいたいですね。
動物は「しんどい」って言ってくれないし、
むしろしんどいことを隠そうとするので、
普段から様子には気をつけてあげてね。
あと、雑種の強さも改めて思い知りました…!
ココワさん、5歳。

元野良で、子猫のうちに保護しました。
太ってるけど機敏(笑)
メスやし、雑種やし、たくましいし、
この子は健康なまま20歳くらいまで生きて欲しいと思ってます!

ミルルのエサも堂々も食べるたくましさ(笑)